分かりやすいnet neutrality (ネットワーク中立性)の説明
アメリカのネットではもうずっっっっっと話題になってるnet neutrality (ネットワーク中立性)に関してめちゃくちゃ分かりやすい画像を見つけたので、訳とともにシェアしたいと思います。全部で15枚くらい画像があるんですが、今回は後半6枚くらいを訳していきます。ここで全部の画像みれます。http://imgur.com/a/OG290
1. 普通の人達が作成したビデオ、音声、ソフトウェアなどのコンテンツ
2. 伝統的なメディア企業が作成したコンテンツ
3. 現在インターネットは他に類をみない配布プラットフォームである。今まで誰も想像しなかった方法で、普通の人が大企業とクリエイティビティさを競い合うことが可能になった。これは伝統的なメディアやビジネスモデルが持っていたパワーや影響力を脅かす可能性がある。
1. 伝統的なコンテンツ提供者たちは新しいテクノロジーに上手く対応できなかった。このことが、ネットのオープン性とは真逆の独占的販売(ケーブルテレビなど)に依存するビジネスモデルの利益と合致した。
こうして、伝統的なコンテンツ作成者はインターネットサービス提供者(IP)とユーザーに対して法的措置を取りながら、半海賊行為に関する法律や修正案を加えるようロビー活動を行うことにした。
これがネットワークの中立性にとって初めての脅威であった。
2. 既存のテクノロジーを使用したことによる訴訟
3.人々にテクノロジーを使用させたことによるISPに対する訴訟
4. 既存のテクノロジーを人々に使わせないようロビー活動
1. ネットにおいてワイヤレスやモバイルが普通になっていくと、この変化を利用してISPはユーザーが特定のアプリケーションを使用するのを制限し始めました。
1. 高速回線: 企業だけが利用可能
2. DPI(ディープパケットインスペクション)はパケットとそのコンテンツを検査するためのテクノロジーである。技術的観点から言えば、これがネットの中立性にとっての敵である。
DPIによって、ISPはパケットのコンテンツやその優先順位に応じてインターネットを分断することが可能になった。
3. 低速回線: しばらくはローディングバー(プログレスバー)が表示されます
1. 企業がインターネットの現実に気付き始めている。どうやって問題を解決しよう?そんなの簡単!お金を撒けばいいんだ!
独占を保持したいという欲望と、上層部や株主のオープンインターネットへの脅威と怒りに突き動かされ、主要企業はISPを買収したりコントロールしたいパイプに投資し始めた。
彼らの目的?それはオープンインターネットを、技術革新のためにお金を払わなければいけないプラットフォームに変えてしまうこと。
1. John Doeは普通の男性。ある日彼は素晴らしいオンラインビジネスを思いついた。
2. メディアカンパニーはすでに数百万の独占コンテンツを所有していた。
3. John Doeのビジネスは成功した。彼はウェブサイトを訪れる人にコンテンツを提供していた。
4. メディアカンパニーはJohn Doeの成功が彼らがコントロール出来る範囲を超えている事に気付いた。そこでパイプを管理している会社(ISPs)を買収した。一方でISPは彼らのおかげで人々が裕福になっていると感じ始めていた。彼らは彼らがネットワークを所有していると考えていた。
5. ある日JohnはISPからメールを受け取った。彼のコンテンツが接続の最適化の資格が無いこと、割り増し料金が必要であることが書かれていた。Johnは決断を迫られている: ISPにお金を払うか、コンテンツのクオリティを下げるかである。
6. 忘れないでほしい。JohnはISPに料金を下げてくれと頼んでいるのではない。彼は単にコンテンツが差別されるのはおかしいと考えているだけだ。実際に彼は帯域幅を広げるために割り増し料金を払う事に対しては反対していなかった。彼のコンテンツは単なる欲と利益を理由にターゲットにされたのだ。
7. Johnのサービスを利用している人にも影響は及んでいる。彼らのISPは「"いくつかの"コンテンツの最適化には割り増し料金が必要」と言っているだろう。全てはお金なのである!
この画像がつくられたのが5月で、その後どんどん展開していったからこれだけで全てを理解するのは難しいけどちんぷんかんぷんだった自分にはだいぶ分かりやすい画像でした。これ日本だとまだそんなに話題になってないけど今後どうなるんでしょうか。